9月3日に今年度第17回目のゼミが行われました.今回の内容は原田くんと安藤先輩の論文紹介,市川先輩の進捗報告の2つです.
まず最初に原田くんの論文紹介がありました.原田くんの研究分野となるセンサー・レーダー技術についての論文で,現在航空分野で使われているモノスタティックレーダー(送信・受信機が同一場所にある)の代わりにマルチスタティックレーダー(受信機が多数設置される)を使う内容の論文でした.
但しこの論文はレーダーを活用する内容の論文であり,レーダーの中身についてはあまり触れられていないようでした.次回からはもっとレーダーの中身について触れられている論文を読んでいくようです.
次に安藤先輩からの論文紹介がありました.NTP(ネットワーク内の機器の時刻を同期させる仕組み)を用いてネットワークの遅延時間を正確に測定する手法についての論文で,論文内では送受信機での処理時間や送受信間のクロック差まで考慮したうえでの実験を行っていました.
余談ですがこの論文は日本語だったため,論文発表の前に教授から「日本語じゃん」とツッコミを受けていました(絶対英語の方でもっと詳しい論文があるから,という論理のようです).読みやすい日本語論文ばかり読んでしまいがちですが,意識的に英語論文を多く読んで英語への抵抗感をなくしていきたいと思います.
最後に市川先輩から研究進捗の発表がありました.ToS(データの先頭部分につけてデータの優先度などを指定するもの.)を用いたルーティング制御を試していましたがあまり上手くいっていなかったようで,ToSにこだわらずDSCPなど他の優先度指定の仕組みを用いることも考えていました.
今回の内容は以上となります!次回のゼミからB4の進捗発表が始まるため心して掛かりたいと思います、、
(文責 河合)