2024年度 第32回ゼミ

2024年度 第32回ゼミ

1月6日に第32回ゼミを行いました。今回の内容は間宮先輩の論文紹介と山下君と市川先輩と安藤先輩の進捗報告になります。

最初に間宮先輩からマッハツェンダ変調器を用いた偏波制御アルゴリズムの性能比較に関する論文紹介がありました。4つのアルゴリズムのうち2つの方法の有用性が示されており、若干性能の違いがあるもののほとんど同じような結果が得られていました。先輩の使っているアルゴリズムは4つのうちにはありませんでしたが、似ているものがあり参考になったようです。先輩の研究は自分の研究にもかかわってくるためこのあたりの知識も深めていきたいです。

次に山下君から進捗報告がありました。実験で得られた最大振幅のタイミングを記録し、振動器による最大位相変化量がどれくらいなのか計算していました。この位相差から伝送に致命的になるのはどれくらいなのかという目安を導出できるようです。SLM系を修正してCMOSカメラによる空間モードの観測にも成功していました。観測実験の回数を重ね、データを整理することが最終的な目標になるようです。

次に市川先輩から進捗報告がありました。ダミーパケットの有無線送信の振り分けが完了し、ダミーパケットの送信間隔をランダムに設定してシミュレーションを行っていました。有線無線で送信時間の違いが大きいためそれぞれでのデータレートを考える必要があるようです。また、通信距離の影響がでるように重みづけしたメトリックを考案することが卒論での最終目標になるようです。

最後に安藤先輩から進捗報告がありました。以前からの積み残しであった時刻同期システムが完成し、CAN通信とEthernet通信の併用も確認できていましたが、他の方法でのCAN、Ethernetの併用も試すようです。今後はSQLデータベースの導入が大きな課題となるようです。

今年初めてのゼミでしたがB4の二人は卒論での着地点がより明確になっていました。来週には卒論の目次案の提出があるので、研究と卒論の執筆を並行して取り組んでいきたいと思います!

(文責 澤田)