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2025年度 第9回ゼミ

6月16日に9回目のゼミを行いました。今回の内容は、B4やりたい研究テーマ発表、B4の梅田君とM2有地君による本・論文紹介、M1伊藤君とM2岡田君による研究の進捗報告でした。

まず、B4の3名から、各々やりたい研究テーマについて発表がありました。有待君が同期型ミリ波レーダーとクロック・タイミング同期用光ファイバネットワーク、原田(航)君がドローン間距離・方向検出システム、原田(拓)君がドローン向け920MHz帯通信技術を挙げていました。 

次いで、B4梅田君から本紹介がありました。紹介した本は光ファイバに関するものであり、特に光通信における不具合の一因である戻り光を除去する、光アイソレータの性質についてまとめられていました。

次いで、有地君から論文紹介がありました。水中無線光通信でMIMO DCO-OFDMを用いることの有効性を、SIMOとMIMO、清水と汚水と伝送条件を変更し、比較により確認するものでした。教授と論文を掘り下げていく中で、MIMOモデル、有効数字設定の粗さなどから、怪しい論文であるという結論にたどり着いていました。

次に、伊藤君から進捗報告がありました。redpitayaチュートリアルと実験環境構築が主な研究内容でした。チュートリアルの過程で、公式で推奨された方法だとうまく作動しないとの注意喚起がありました。 過去にも同様の事例がゼミ内で上がっていることから、何かしら再現性はあると思われますが、原因は不明のままでした。 

最後に、岡田君から進捗報告がありました。研究テーマは、災害時を想定したドローンによる単一円形セルモデルにおけるアップリンクNOMA(Non-Orthogonal Multiple Access)伝送モデルに関するものです。モデルのセル半径を決定するための係数やパラメータの設定についての説明があり、特に到達目標BERとの関係や、実用面でどの程度現実的かといった点について、活発な議論が交わされました。

今回のゼミは以上になります!第1クォーターを終えたばかりですが、まだまだ息つく間もない忙しさが続きそうです。無理のない範囲で着実に進めていければと思います!

(文責 山下)

2025年度 第7回ゼミ

6月2日に7回目のゼミを行いました。今回の内容は、B4の原田拓弥君とM2間宮君による本・論文紹介と、M1河合君,澤田君による研究の進捗報告でした。

まず、B4原田拓弥君から本紹介がありました。ネットワーク技術の学習書として、仮想環境を構築しながらプロトコルや機器の動作を体験的に学べる内容であり、特にARPやイーサネットなどデータリンク層の基本動作を実際のパケットキャプチャを通じて理解できる構成が特徴でした。

次いで、間宮君から論文紹介がありました。研究内容とよく似た3つのファイバスクイーザによる偏波制御についての論文でしたが、論文の古さによる現技術とのギャップと、”エンドレス”の定義について指摘されていました。

次に、河合君から進捗報告がありました。卒論からの変更点として、シミュレーションと実験においてデータレートやオーバーサンプル倍率などの条件を統一するとともに、イコライザーの係数計算方式を従来のLMSからMMSEへと変更していました。

教授は議論の流れで、定期的に我に返り、目先の事象に囚われることなく本来の研究目的を見失わないことの大切さを説かれていました。常に全体像を意識しながら進める姿勢の重要性は卒論制作の過程でひどく痛感していたため、下の世代にも共有していく必要がある考え方だと共感しました。

最後に、澤田君から進捗報告がありました。卒論で使用していたTone Injectionを改良し、Rappモデル増幅器を用いたシミュレーション比較を行うものでした。シミュレーション比較対象の変更などが検討されていました。

今回のゼミは以上になります!ゼミ後には研究室メンバーの集合写真を撮影しました。自分がそっぽ向いていた写真から更新され内心ほっとしています。(写真は画面上部のMembersから見ることができます)

(文責 山下)

2025年度 第6回ゼミ

5月22日に6回目のゼミを行いました。今回の内容は、B4の原田航正君とM1の河合君による本紹介と、M2の有地君と間宮君による研究の進捗報告でした。

まず、原田航正君から論文紹介がありました。紹介した本は光ファイバに関するものあり、各種類の光ファイバについて、構成や特性をまとめていました。実際にどの光ファイバが使われているかなどの質問があり、議論が深まりました。

次に河合君が論文紹介を行いました。紹介した論文は、雑音補正でモード依存利得推定の精度を向上するといったものでした。損失に関する推定は論文中に書いてありましたが、河合君の研究に直結するイコライザーをどのように使ったかは触れられておらず、それに関して更なる調査をすることが課題となっていました。

次に、有地君が進捗報告を行いました。今回はMIMOとMISOを用いたときに、伝送品質が実際に改善するか実験で確かめたという内容でした。MISOのときだけ結果が良くない理由について、先生からたくさんの指摘を受けて検討を重ね、最終的に原因を特定・解決するに至りました。

最後に間宮君が進捗報告を行いました。偏波制御における、処理速度の向上を目的としたFPGAの導入についての報告でした。現在はFPGAの基礎を学びながら、今後の実装に向けて準備を進めている段階でした。

今回のゼミは以上になります!新年度が始まってから2か月弱経ち、新しいメンバー、環境にも慣れてきました。より一層、研究、就活、授業に集中していきたいです。

(文責 伊藤)

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