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2025年度 第11回ゼミ

7月7日に11回目のゼミを行いました。今回の内容は、有待君、M1原田君、岡田君による本・論文紹介と、河合君と間宮君による研究の進捗報告、M1による工学研究者基盤の英語プレゼンテーションでした。

まず、有待君から論文紹介がありました。次世代VLAモデルにおいて、広帯域で高い安定性を持つマイクロ波フォトニクス信号と長距離光ファイバを使い、色分散の補償や周波数の再生成などの技術を組み合わせることで、広範囲に配置されたアンテナを高精度に同期させる方法を提案するものでした。

次いで、M1原田君から論文紹介がありました。送信機と受信機が同一位置にあるモノスタティックレーダーに対して、それらを離して設置し両者間を通信で接続するバイスタティックレーダーシステムの優位性を確認するものでした。

次いで、岡田君から論文紹介がありました。固定翼UAVを用いたミリ波無線において、アレーアンテナの角度や素子数が通信性能に与える影響をシミュレーションにより解析し、最適な設計指針を提示するものでした。非現実的な設定での実験を行っているにもかかわらず、この論文がQ1ジャーナルに位置付けられていることに教授から驚きの声が上がっていました。

次に、河合君から進捗報告がありました。等化器に関する基礎知識の習得や任意波形発生器(AWG)・オシロスコープのチュートリアルを中心とした進捗でしたが、自身の理解に加え教授の助言を受けながら、今後の研究の方向性を確かなものにしていました。

次いで、間宮君から進捗報告がありました。偏波制御システムの計算時間を短縮するため、FPGA上にAWGを実装し、C言語によるアドレス書き換えで制御する準備段階についての報告がありました。

最後に、M1による工学研究者基盤の英語プレゼンがありました。資料の出来以上に、質問に対する適切な応答の難しさが浮き彫りになり、近々学外で英語プレゼンの機会を控えている私としては、非常に身が引き締まる思いでした。

今回のゼミは以上になります!就職活動の第一波も過ぎ去り、研究に割ける時間がわずかとはいえ増えてきました。今のうちに進められるだけ進め、のちの負担を減らせたらと思います。

(文責 山下)

2025年度 第10回ゼミ

6月23日に10回目のゼミを行いました。今回の内容は、B4のやりたい研究テーマ発表、B4の原田航正君、原田拓弥君による推薦入試のプレゼン練習、M1山下君とM2安藤君による研究の進捗報告でした。

まず、B4の3名から、各々やりたい研究テーマについて発表がありました。橋本君がLiDARに関する研究、宮本君が可視光通信に関する研究、梅田君が車載通信における光ファイバとSTPの比較の研究を挙げていました。 

次いで、B4原田航正君から推薦入試のプレゼン練習がありました。推薦入試では、研究内容を紹介するプレゼンがあり、その練習をゼミ中に行いました。研究テーマとしては、カメラと無線を組み合わせた相対位置推定システムでした。現在どこまで研究が進んでていて、今後は何を行っていくかといった内容を作るように、アドバイスを受けていました。

次いで、B4原田拓弥君から推薦入試のプレゼン練習がありました。研究テーマとしては、ドローンの制御情報やセンシング情報を同時伝送するための広域・中容量無線システムの開発でした。

次に、山下君から進捗報告がありました。今後の実験手法として、GI型の光ファイバで信号を伝送し、遠方側で得られた光パワー分布をもとに近傍側の光パワー分布を求めて評価する、という流れが適切かどうかを確認していました。また、その変換をどのように実現するかについても検討していました。

最後に、安藤君から進捗報告がありました。SQLデータベースの動作を高速化するため、インデックスやトランザクション処理を導入し、1日分のデータでも高速に取得できることを確認していました。また、GNSS部と車両情報部の小型化や配線の簡略化にも取り組み、実車搭載を見据えた構成の検討を進めていました。

今回のゼミは以上となります。暑さが厳しくなってきましたが、体調に気をつけつつ、引き続き研究に取り組んでいきたいと思います。

(文責 伊藤)

2025年度 第9回ゼミ

6月16日に9回目のゼミを行いました。今回の内容は、B4やりたい研究テーマ発表、B4の梅田君とM2有地君による本・論文紹介、M1伊藤君とM2岡田君による研究の進捗報告でした。

まず、B4の3名から、各々やりたい研究テーマについて発表がありました。有待君が同期型ミリ波レーダーとクロック・タイミング同期用光ファイバネットワーク、原田(航)君がドローン間距離・方向検出システム、原田(拓)君がドローン向け920MHz帯通信技術を挙げていました。 

次いで、B4梅田君から本紹介がありました。紹介した本は光ファイバに関するものであり、特に光通信における不具合の一因である戻り光を除去する、光アイソレータの性質についてまとめられていました。

次いで、有地君から論文紹介がありました。水中無線光通信でMIMO DCO-OFDMを用いることの有効性を、SIMOとMIMO、清水と汚水と伝送条件を変更し、比較により確認するものでした。教授と論文を掘り下げていく中で、MIMOモデル、有効数字設定の粗さなどから、怪しい論文であるという結論にたどり着いていました。

次に、伊藤君から進捗報告がありました。redpitayaチュートリアルと実験環境構築が主な研究内容でした。チュートリアルの過程で、公式で推奨された方法だとうまく作動しないとの注意喚起がありました。 過去にも同様の事例がゼミ内で上がっていることから、何かしら再現性はあると思われますが、原因は不明のままでした。 

最後に、岡田君から進捗報告がありました。研究テーマは、災害時を想定したドローンによる単一円形セルモデルにおけるアップリンクNOMA(Non-Orthogonal Multiple Access)伝送モデルに関するものです。モデルのセル半径を決定するための係数やパラメータの設定についての説明があり、特に到達目標BERとの関係や、実用面でどの程度現実的かといった点について、活発な議論が交わされました。

今回のゼミは以上になります!第1クォーターを終えたばかりですが、まだまだ息つく間もない忙しさが続きそうです。無理のない範囲で着実に進めていければと思います!

(文責 山下)

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