月: 2024年10月

2024年度 第21回ゼミ

10月15日に第19回のゼミが行われました!今回の内容は安藤先輩と原田くんの論文紹介,山下くんと市川先輩の進捗報告の2つです.

まず初めに安藤先輩の論文紹介がありました.SiPhONという車載光ネットワークの仕組みについての論文で,高信頼性かつ低コストな配線方法が紹介されていました.但し制御用装置が中心部の1つしかなく,(このことで低コストや高信頼性を実現しており,その対価として)中心部からの指示が来るまで末端部では何もできず,コマンドの送受信に遅延が発生してしまうことが欠点として挙げられていました.

次に原田くんからの論文紹介がありました.FMCWという自動運転に必要不可欠なレーダーについての論文で,帯域幅やシチュエーション(車両や歩行者の配置)を変化させてシミュレーションを行い,できるだけ分解能の高いレーダーを得ようという論文でした.FMCWを使っていくにあたり,原理部分をもっと勉強して理解することが次の目標のようでした.

次に山下くんからの研究進捗報告がありました.光ファイバを車載用に使う上で,まずは車内環境を模擬するために光ファイバを振動させる装置を作成していました.今回の装置は比較的単純なものでしたが,今後は振動以外も模擬できるようにより複雑な装置の作成を目標としているようでした.

最後に市川先輩からの進捗報告がありました.通信路をわざと輻輳させ,そのうえでデータを送信して劣化具合を調べるプログラムを作成したもののうまく動作していませんでした.次の目標はこのエラーの解消,及び有線・無線の2通りのルートを作成しデータの品質を比較してみることのようでした.

今回のゼミの内容は以上となります!B4も研究が本格的に始まってきたということで,次回からはB4の進捗報告が2人ずつとなり順番的に僕が進捗報告となります、、良い発表ができるよう研究頑張りたいと思います、、
(文責 河合)

2024年度 第20回ゼミ

10月7日に第20回のゼミが行われました。今回の内容は澤田と市川先輩の論文紹介、原田君と有地先輩の進捗報告です。

最初に澤田からΔΣ変調用いたTHz伝送についての論文紹介をしました。THz伝送を実装する際にΔΣ変調がキーになってきそうなのでもっと勉強用と思います。他にも論文の内容の理解が足りてない点が何個かあったのでそこを重点的に論文を見直したいと思います。

次に市川先輩からOMNeT++と他のネットワークシュミレーターとの比較に関するを論文の紹介がありました。OMNeT++を比較した際の利点など分かりやすく説明されていました。教授から最新の技術に関する論文を紹介してくれるとよりいいとアドバイスがあったので、自分もこのことを意識して論文紹介をしていきたいと思います。

次に原田君から研究進捗報告がありました。レーダーの動作確認を目標の距離を変えて行い、正しいデータを得ることができていました。複数アンテナの利用やデータの意味などが課題として残っていましたが教授からいろいろなアドバイスをいただいていました。

最後に有地先輩から進捗報告がありました。主にオシロスコープと波形生成器の動作確認で、プログラムを作成しながらうまく動作できていました。オシロスコープで測定する際、まれにエラーが起きるそうなのでその調査が必要なようです。

今回のゼミは以上になります。自分もオシロスコープと波形生成器は制御できないといけないので、プログラミングと並行して中間発表に備えたいと思います。

文責 澤田