月: 2023年11月

2023年度 第21回ゼミ&中間発表

11/27に第21回ゼミを、11/28にはB4メンバーの中間発表を行いました。

今回のゼミはいつもの論文紹介や進捗発表の代わりに、翌日に控えた中間発表の練習を全員で行いました。各々がPowerPointに自分の研究の背景、課題、実験方法、結果、考察、今後の展望を要約し、実際の卒研発表の場と同じ6分を計って菅野先生の前で発表しました。自分では上手くまとめられたと思ったところでも先生からの質問によって抜け漏れがあったり、そもそも聞き手に上手く伝わっていないという発見がありました。先生からの指摘を参考にして次の日の発表に向けて最終調整を行いました。

翌日の中間発表においては前日に受けた指摘を踏まえ、微調整を加えたり、大きくスライド内容を変えたりとメンバーそれぞれが「どのように発表したらより聞き手に伝わるか」をもう一度再考して臨みました。発表は前日と同じく1人あたり6分で行いました。自分の中では「メンバー4人×6分で24分、質疑応答を合わせても30~40分程度かな」とあたりをつけていましたが、最終的にかかった時間はトータルで2時間半でした。なぜそんなに時間がかかったのかは察してくだされば幸いです…それでも自分にまだ足りないものを発見出来たりと非常に有意義な時間となりました。ここからが本番だと思って最後まで駆け抜けたいと思います。

(文責 市川)

2023年度 第20回ゼミ

11/20に第20回目のゼミを行いました。今回の内容は、本・論文紹介、研究進捗発表です。

本・論文紹介の発表者は市川くんで、『5Gシステムにおける異なるQoS要求が混在したフローへの無線リソース割り当て方式の検討』という論文について紹介をしてくれました。この論文は、特定の通信を優先して伝送したり、通信量に制限をかけたりするQoSについて書かれていました。構成されるフローはそれぞれ独自のQoS 要求を持っていて、フローが送信されない可能性があるため、受信可能なユーザーをできるだけ増やすような手法について検討するといった内容でした。論文紹介はほぼA4用紙1枚にまとまっていて、これまでの発表よりも論文を完結に要約できていたので、自分も参考にしようと思いました。

研究進捗発表は間宮くんと有地でした。間宮くんは光信号の偏波状態の解析をするために必要な回路の設計を発表しました。どのような電子部品を使用するのかを間宮くん自身が選び、設計していました。有地はMIMOによるBER特性を計測する際に使用するフィルタの実装を発表しました。設計したフィルタでシンボル間干渉や雑音がカットされていることが確認できました。

来週は卒論中間発表があるので、発表に向けて研究とそのまとめをメンバー全員で頑張ろうと思います。

(文責 有地)

2023年度 第19回ゼミ

11/13に第19回目となるゼミを行いました。今回は有地君が論文紹介、安藤君と市川が進捗発表でした。前回のゼミで菅野先生から「全体的に論文紹介の文が長い」と指摘されたこともあり、メンバー間で「A4用紙1枚に内容をまとめよう」と意識統一を図ったのちの最初のゼミとなります。

有地君の論文紹介では自分が研究しているMIMOに関する論文を紹介してくれました。ちょうどA4用紙1枚に収まる内容でしたが、菅野先生からの鋭い質問に有地君も悪戦苦闘していました。これからのメンバー一同の課題として論文紹介の内容の「質」とそれをまとめる「要約力」の両立が挙げられる回となりました。

一方進捗発表では二人とも中々に大きな進捗を発表することが出来ました。安藤君はSpresenseによるEthernet通信が今まで出来ずに悩んでましたが、通信が出来なかった原因と対策案が提示されていました。市川はomnet++というシミュレーションソフトを使って2つのノード間の通信を有線チャネルと無線チャネルを使って実現しました。二人とも最終目標まではまだ遠いとはいえ、確実な前進が見られる発表となりました。

11/28には卒業研究の中間発表会が行われる予定なので全員で助け合いながら乗り越えていきたいと思います。

(文責 市川)

2023年度 第18回ゼミ

11/6に第18回目のゼミを行いました。今回の内容は、本・論文紹介、研究進捗発表です。

本・論文紹介の発表者は安藤くんで、『A Modular In-Vehicle C-ITS Architecture for Sensor Data Collection, Vehicular Communications and Cloud Connectivity』という論文について紹介をしてくれました。これは、OBD2ポート、車載スマートフォンデバイス、またはその他のセンサで収集された車両データのような、車内および車両間のセンサデータを収集するシステムに関する論文です。リバースエンジニアリングを用いて車の状態を観測し、外部へ送信することに成功したそうです。

研究進捗発表は間宮くんと有地でした。間宮くんは光信号の偏波状態の解析をするための計算と、測定機器の構成について発表しました。有地はMIMOによるBER特性の改善の実験に使う機器の雑音レベルの高さについての報告と、それを抑えるために実装したことについての報告をしました。

(文責 有地)