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2024年度 第14回ゼミ

7月22日に第14回のゼミを行いました。今回の内容は、間宮先輩と河合君の論文紹介と安藤先輩の研究進捗報告です!

最初に間宮先輩から、搬送波周波数とサブテラヘルツ帯の搬送波周波数の両方が混ざったた通信システムについての論文紹介がありました。無線伝送の際に、機械学習を用いた伝送信号のイコライザによってデータエラーが少なくなるというのが主な内容でした。機械学習を用途の広さに感心しました。

次に河合君からマルチモードファイバを用いた長距離伝送に関する論文の紹介がありました。CMPというモードをグループ分けし、強制的にモードを変換することで伝搬時間を均等にする手法によって長距離伝送を可能にするという内容でした。著者の企業などを調べることで論文に関する情報が得られることがあることがわかったので、著者を調べることを欠かさないようにしていきたい。

最後に安藤先輩からの研究進捗報告がありました。拡張ボードの認識に苦戦しているようで、様々な解決策を試していました。研究やプログラムの難しさを改めて実感しました。

今回が院試前最後のゼミでした。自分は院試が控えているのでこの期間は院試勉強を頑張ります!

(文責 澤田)

2024年度 第13回ゼミ

7月16日に第13回のゼミを行いました!今回の内容は安藤先輩と山下君の論文紹介,市川先輩の進捗報告の2つでした.

まず安藤先輩から「車線維持システムのための車載ネットワーク遅延」についての論文紹介がありました.カメラを使って道路の白線を検知し,車が車線からはみ出さないようにするにはどの程度の通信速度が必要かを伝送遅延・カメラの解像度なども含めて考察した論文であり,先輩自らの研究における遅延の扱いの参考にすることを目的にこの論文を選んだようでした.

次に山下君から「SLM(液晶空間光変調素子,液晶を使って光の位相や偏波を変調できる装置)を用いたモード分散(光の経路が多数あることで到達時間にずれが発生して起こる損失)の補正」に関する論文紹介がありました.約20年前の論文でしたが内容は非常に難解で,ここから最新の研究に追いつくまでにはかなりの量勉強しなくてはいけないことを改めて感じました.

最後に市川先輩からの進捗報告がありました.IGPとEGP(それぞれネットワーク内部で使うプロトコルと外部で使うプロトコルで,様々な種類がある),BGP(ネットワーク内部と外部を接続する際に使うプロトコル)についてのまとめ+自分の研究にどのプロトコルを使うかについての報告で,各プロトコルの仕組みや長所短所についての説明が主な内容でした.考慮すべき点がかなり多く,どれを使うか決定するのがかなり難しそうだなと感じました.

今回のゼミの内容は以上です.次回のゼミを最後にB4の院試期間のためゼミが9月までお休みとなりますが,院試受験組は院試勉強に,研究組は研究に集中していきたいと思います!

(文責 河合)

2024年度 第12回ゼミ

7月8日に第12回ゼミを行いました!

今回の内容は市川先輩と原田君の本・論文紹介と有地先輩の研究進捗報告です。

最初に市川先輩から論文紹介がありました。内容はネットワークにおける3つの動的プロトコルに関するものでした。動的プロトコルの特徴やそれぞれの良さについてわかりやすくまとめてあり理解することができました。論文の良し悪しの話もあったので、論文の作成時の注意点なども参考になりました。

次に原田君からミリ波レーダについての本紹介がありました。この前の本紹介の続きで、レーダ方程式についての説明が主な内容でした。レーダ方程式の導出にはフリスの伝達公式が必要であり、その導出の方法から説明してくれました。元をたどると非常に複雑な計算になるとのことで、自分も勉強が必要だと感じました。

最後に有地先輩からの進捗報告がありました。データ波形がきれいに見えなかったため、改善策として教授からサンプリングの位置についての指摘がありました。

夏休みまでのゼミが残り少ないので、その機会を大切にしながら院試勉強と研究に関する知識も忘れずにつけていきたいと思います!

(文責 澤田)

2024年度 第11回ゼミ

7月1日に第11回のゼミを行いました!

初めに澤田くんからテラヘルツ技術についての本紹介がありました.テラヘルツ信号の発生の方法・検出の方法などについてが主な内容で,少々古い本だったこともあり教授や先輩から最新情報を適宜追加していただきながらの発表となりました.

次に有地先輩からの論文紹介がありました.もともと無線通信用の技術であるMIMO技術を光ファイバにも適用する方法についての論文で,MMF(マルチモード光ファイバ)でMIMOを行うときに起こる様々な問題点に対する対処法に関して発表がありました.
また今回の論文はいわゆるレビュー論文であり,概説として読むには良いが具体例が不足しがちなため,勉強のためには参考文献まで読み込むことが大切であることを教授から教えていただきました.

最後に間宮先輩から研究進捗報告がありました.プログラミング(C言語)についての進捗が主な内容で,エラーの原因を教授や先輩に指摘され問題が一気に解決していました.プログラミングは確実に使うことになるのに加え,やったのが1,2年生の時で内容を完全に忘れているため,このタイミングでしっかり復習しておこうと思いました.

午前に推薦院試があり,その後すぐのゼミということでかなり疲れましたが,ゼミは先輩や教授から有意義な情報をたくさんもらえる良い機会のためなんとか話についていけるよう必死に頑張りました.回を進めるごとに少しづつ先輩の研究の内容も理解できるようになってきた気がします.この調子で次回以降のゼミも頑張っていきたいと思います!

(文責 河合)

2024年度 第10回ゼミ

6月24日に第10回のゼミを行いました。今回の内容は河合君と間宮先輩の論文紹介,安藤先輩の進捗報告の三つでした。

最初に河合君からDMD(モード間での光路差により生じる,高次モード信号の到達時刻の遅れ)が少ないTMF(2モード光ファイバ)についての論文紹介がありました。ファイバにおける様々なパラメータを設定することでDMDが小さいTMFを作成できるが,そのパラメータが何を示しているのか一つの論文からではわからないところがありました。時間はかかるが参考文献にも目を通すことは重要であると実感しました。

次に間宮先輩から熱電子ボロメータミキサ(HEBM)を用いたテラヘルツ波の短距離無線伝送に関する論文紹介がありました。大気減衰により難しいとされるテラヘルツ波の無線伝送が,広帯域・高感度という特徴をもつHEBMを受信機で使用することで可能になるというものでした。自分の研究もテラヘルツ波が関連してくるので,院試勉強と平行して論文にも目を通したいと思いました。

最後に安藤先輩から進捗報告がありました。時刻同期システムの完成のためポートの増設を目的としていましたがうまくいかなかったため,教授と原因と考えられる要因について議論を交わしていました。

今回は以上となります。論文の内容をすべて理解するにはまだまだ知識が足りないので,勉強を怠らないように頑張りたいです!

(文責 澤田)

2024年度 第9回ゼミ

6月17日に第9回目のゼミを行いました!内容はB4の推薦入試プレゼンテーションの練習と,市川先輩の進捗報告の2つです.

初めにB4の推薦入試受験者のプレゼン練習を行いました.制限時間5分の中で研究背景や研究内容,関連研究などをまとめて発表するのですが,プレゼンに慣れていないこともあり教授から様々な指摘を受けていました.入試まであと2週間ほどあるため,内容のさらなる改善が目標となりそうです.

次に市川先輩の進捗報告がありました.動的ルーティング(=通信のたびに最適な経路を都度指定して情報を送る仕組み)の一種であるOSPF(=Open Shortest Path First,通信コストが最も小さい経路を採用する動的ルーティング)を行うネットワーク回路の構築に挑戦し,その過程で発生したエラーの解消に取り組んでいました.エラーの解消又はOSPF以外の動的ルーティング採用などが今後の目標であり,それに向けて教授と議論を交わしていました.

今回の内容は以上です.B4は院試が近いためプレゼン練習や院試勉強に,M1の先輩方はインターンの準備や研究に日々取り組んでいます.良い結果が出せるよう研究室一丸となって頑張ります!
(文責 河合)

2024年度 第8回ゼミ

6月10日に第8回ゼミを行いました。今回は研究進捗報告、英語プレゼン、本紹介の三つを実施しました。

最初に有地先輩から研究の進捗報告がありました。サンプルレートとシンボルレートのデータへの関係について知ることができました。まだまだ先輩の研究を理解するのが難しと感じるので、知識を増やしていくべきだと感じました。

次に安藤先輩から工学研究者基盤の英語プレゼンがありました。日本語プレゼンで使う〇×が使えないことやスペルミスなど、英語プレゼンの難しさを実感しました。

最後に山下君から「車載ネットワークCAN,CAN FD,LIN,CPXI,Ethernetのしくみと設計のために」という本の紹介がありました。車に使われている様々な車載ネットワークの仕組みについて紹介してくれました。

B4の研究テーマも決まったので院試が終わり次第、先輩方にアドバイスをもらいながら研究を進めていきたいと思います!

(文責 澤田)

2024年度 第7回ゼミ

6月3日に第7回ゼミを行いました!今回のゼミでは主に4つの事柄(写真撮影,英語プレゼン,進捗発表,本・研究紹介)を扱いました.

まず最初に研究室メンバーの集合写真を撮影しました.ゼミのある月曜日が雨天続きであり僕たちB4が研究室に配属されてから2か月近く経ってしまいましたがようやく撮影でき一安心です(写真は画面上部のMembersから見ることができます).

次に有地先輩から工学研究者基盤の英語プレゼンがありました.内容も質問もすべて英語でなかなか難しかったですが,MIMOという比較的有名な通信の仕組みについてのプレゼンだったためなんとかついていくことができたと感じました.

次に間宮先輩から研究進捗についての発表がありました.インターンシップや講義の課題などに追われながらの研究でとても忙しそうでしたが,しっかりと進捗を発表していてすごいと感じました.

次にB4の原田から「ミリ波レーダ技術と設計-車載用レーダやセンサ技術への応用-」という本の紹介がありました.題名通りミリ波レーダー技術についての本で,基本的なパルスレーダーの仕組み説明が主な内容でした.

最後に岡本研のメンバーである長谷部先輩から研究紹介がありました.V2X(vehicle to everything)についての研究であり安藤先輩の車載通信研究ともつながる内容でした.

英語プレゼンや就活をしながらの研究などはおそらく1年後に自分も通る道であるため,今のうちから英語に触れたりマルチタスクに慣れたりなどしてしっかりと研究生活への準備をしていきたいと感じました!

(文責 河合)

2024年度 第6回ゼミ

5月27日に第6回のゼミを行いました。今回の内容は、工学研究者基盤プレゼンと研究進捗発表、B4のやりたいこと発表です!

最初に間宮先輩から英語で工学研究者基盤のプレゼンがありました。テラヘルツ技術についての理解を深めるとともに、英語での文章の作り方やプレゼンで必要になってくる情報など学ぶことができました。

次に安藤先輩から研究進捗発表がありました。NTPや時刻同期システムのプログラムの詳細についての発表がありました。

最後に原田君と山下君のやりたい研究テーマの発表を行いました。原田君は光センシング、山下君は車載ネットワークについての研究を行いたいとのことでした。

B4のやりたい研究テーマの発表も終わって、院試もだんだんと近づいてきたので院試勉強もぼちぼち始めていきたいと思います!

(文責 澤田)

2024年度 第5回ゼミ

5/13に第5回ゼミを行い,論文発表,進捗報告,B4のやりたいこと発表を行いました!

初めに安藤先輩から「Recent Advances in Time-Sensitive Network Configuration Management: ALiterature Review」という論文の紹介がありました.TSN(Time-Sensitive Network)というリアルタイム性に優れた仕組みの説明が主な内容で,メリット・デメリットや研究に使えそうな内容がどれかについて質問などをして理解を深めました.

次に市川先輩から研究の進捗発表がありました.MPLSという,IPアドレスでなくラベルを使うことで低負荷・高速な通信ができる仕組みについての説明が主であり,それをどう研究で使うネットワークに活用していくかなどについての発表もありました.

最後に,B4の僕と澤田くんが今後やりたい研究テーマの発表を行いました.僕は主に光ファイバを用いた高速通信について,澤田くんはテラヘルツ技術などを用いた低遅延ネットワークについての研究を行いたいとのことでした.

今までは基礎知識の勉強が主でしたが,今後は教授とも相談しながら徐々に研究テーマをどうするか決めていく時期に差し掛かるため,将来の自分のキャリアなども考えながら後悔のないようにじっくりテーマを決めていきたいです!

追伸:写真撮影は雨天のため次回ゼミに延期です…

(文責 河合)