2024年度 第12回ゼミ

2024年度 第12回ゼミ

7月8日に第12回ゼミを行いました!

今回の内容は市川先輩と原田君の本・論文紹介と有地先輩の研究進捗報告です。

最初に市川先輩から論文紹介がありました。内容はネットワークにおける3つの動的プロトコルに関するものでした。動的プロトコルの特徴やそれぞれの良さについてわかりやすくまとめてあり理解することができました。論文の良し悪しの話もあったので、論文の作成時の注意点なども参考になりました。

次に原田君からミリ波レーダについての本紹介がありました。この前の本紹介の続きで、レーダ方程式についての説明が主な内容でした。レーダ方程式の導出にはフリスの伝達公式が必要であり、その導出の方法から説明してくれました。元をたどると非常に複雑な計算になるとのことで、自分も勉強が必要だと感じました。

最後に有地先輩からの進捗報告がありました。データ波形がきれいに見えなかったため、改善策として教授からサンプリングの位置についての指摘がありました。

夏休みまでのゼミが残り少ないので、その機会を大切にしながら院試勉強と研究に関する知識も忘れずにつけていきたいと思います!

(文責 澤田)

2024年度 第11回ゼミ

7月1日に第11回のゼミを行いました!

初めに澤田くんからテラヘルツ技術についての本紹介がありました.テラヘルツ信号の発生の方法・検出の方法などについてが主な内容で,少々古い本だったこともあり教授や先輩から最新情報を適宜追加していただきながらの発表となりました.

次に有地先輩からの論文紹介がありました.もともと無線通信用の技術であるMIMO技術を光ファイバにも適用する方法についての論文で,MMF(マルチモード光ファイバ)でMIMOを行うときに起こる様々な問題点に対する対処法に関して発表がありました.
また今回の論文はいわゆるレビュー論文であり,概説として読むには良いが具体例が不足しがちなため,勉強のためには参考文献まで読み込むことが大切であることを教授から教えていただきました.

最後に間宮先輩から研究進捗報告がありました.プログラミング(C言語)についての進捗が主な内容で,エラーの原因を教授や先輩に指摘され問題が一気に解決していました.プログラミングは確実に使うことになるのに加え,やったのが1,2年生の時で内容を完全に忘れているため,このタイミングでしっかり復習しておこうと思いました.

午前に推薦院試があり,その後すぐのゼミということでかなり疲れましたが,ゼミは先輩や教授から有意義な情報をたくさんもらえる良い機会のためなんとか話についていけるよう必死に頑張りました.回を進めるごとに少しづつ先輩の研究の内容も理解できるようになってきた気がします.この調子で次回以降のゼミも頑張っていきたいと思います!

(文責 河合)

2024年度 第10回ゼミ

6月24日に第10回のゼミを行いました。今回の内容は河合君と間宮先輩の論文紹介,安藤先輩の進捗報告の三つでした。

最初に河合君からDMD(モード間での光路差により生じる,高次モード信号の到達時刻の遅れ)が少ないTMF(2モード光ファイバ)についての論文紹介がありました。ファイバにおける様々なパラメータを設定することでDMDが小さいTMFを作成できるが,そのパラメータが何を示しているのか一つの論文からではわからないところがありました。時間はかかるが参考文献にも目を通すことは重要であると実感しました。

次に間宮先輩から熱電子ボロメータミキサ(HEBM)を用いたテラヘルツ波の短距離無線伝送に関する論文紹介がありました。大気減衰により難しいとされるテラヘルツ波の無線伝送が,広帯域・高感度という特徴をもつHEBMを受信機で使用することで可能になるというものでした。自分の研究もテラヘルツ波が関連してくるので,院試勉強と平行して論文にも目を通したいと思いました。

最後に安藤先輩から進捗報告がありました。時刻同期システムの完成のためポートの増設を目的としていましたがうまくいかなかったため,教授と原因と考えられる要因について議論を交わしていました。

今回は以上となります。論文の内容をすべて理解するにはまだまだ知識が足りないので,勉強を怠らないように頑張りたいです!

(文責 澤田)

2024年度 第9回ゼミ

6月17日に第9回目のゼミを行いました!内容はB4の推薦入試プレゼンテーションの練習と,市川先輩の進捗報告の2つです.

初めにB4の推薦入試受験者のプレゼン練習を行いました.制限時間5分の中で研究背景や研究内容,関連研究などをまとめて発表するのですが,プレゼンに慣れていないこともあり教授から様々な指摘を受けていました.入試まであと2週間ほどあるため,内容のさらなる改善が目標となりそうです.

次に市川先輩の進捗報告がありました.動的ルーティング(=通信のたびに最適な経路を都度指定して情報を送る仕組み)の一種であるOSPF(=Open Shortest Path First,通信コストが最も小さい経路を採用する動的ルーティング)を行うネットワーク回路の構築に挑戦し,その過程で発生したエラーの解消に取り組んでいました.エラーの解消又はOSPF以外の動的ルーティング採用などが今後の目標であり,それに向けて教授と議論を交わしていました.

今回の内容は以上です.B4は院試が近いためプレゼン練習や院試勉強に,M1の先輩方はインターンの準備や研究に日々取り組んでいます.良い結果が出せるよう研究室一丸となって頑張ります!
(文責 河合)

2024年度 第8回ゼミ

6月10日に第8回ゼミを行いました。今回は研究進捗報告、英語プレゼン、本紹介の三つを実施しました。

最初に有地先輩から研究の進捗報告がありました。サンプルレートとシンボルレートのデータへの関係について知ることができました。まだまだ先輩の研究を理解するのが難しと感じるので、知識を増やしていくべきだと感じました。

次に安藤先輩から工学研究者基盤の英語プレゼンがありました。日本語プレゼンで使う〇×が使えないことやスペルミスなど、英語プレゼンの難しさを実感しました。

最後に山下君から「車載ネットワークCAN,CAN FD,LIN,CPXI,Ethernetのしくみと設計のために」という本の紹介がありました。車に使われている様々な車載ネットワークの仕組みについて紹介してくれました。

B4の研究テーマも決まったので院試が終わり次第、先輩方にアドバイスをもらいながら研究を進めていきたいと思います!

(文責 澤田)

2024年度 第7回ゼミ

6月3日に第7回ゼミを行いました!今回のゼミでは主に4つの事柄(写真撮影,英語プレゼン,進捗発表,本・研究紹介)を扱いました.

まず最初に研究室メンバーの集合写真を撮影しました.ゼミのある月曜日が雨天続きであり僕たちB4が研究室に配属されてから2か月近く経ってしまいましたがようやく撮影でき一安心です(写真は画面上部のMembersから見ることができます).

次に有地先輩から工学研究者基盤の英語プレゼンがありました.内容も質問もすべて英語でなかなか難しかったですが,MIMOという比較的有名な通信の仕組みについてのプレゼンだったためなんとかついていくことができたと感じました.

次に間宮先輩から研究進捗についての発表がありました.インターンシップや講義の課題などに追われながらの研究でとても忙しそうでしたが,しっかりと進捗を発表していてすごいと感じました.

次にB4の原田から「ミリ波レーダ技術と設計-車載用レーダやセンサ技術への応用-」という本の紹介がありました.題名通りミリ波レーダー技術についての本で,基本的なパルスレーダーの仕組み説明が主な内容でした.

最後に岡本研のメンバーである長谷部先輩から研究紹介がありました.V2X(vehicle to everything)についての研究であり安藤先輩の車載通信研究ともつながる内容でした.

英語プレゼンや就活をしながらの研究などはおそらく1年後に自分も通る道であるため,今のうちから英語に触れたりマルチタスクに慣れたりなどしてしっかりと研究生活への準備をしていきたいと感じました!

(文責 河合)

2024年度 第6回ゼミ

5月27日に第6回のゼミを行いました。今回の内容は、工学研究者基盤プレゼンと研究進捗発表、B4のやりたいこと発表です!

最初に間宮先輩から英語で工学研究者基盤のプレゼンがありました。テラヘルツ技術についての理解を深めるとともに、英語での文章の作り方やプレゼンで必要になってくる情報など学ぶことができました。

次に安藤先輩から研究進捗発表がありました。NTPや時刻同期システムのプログラムの詳細についての発表がありました。

最後に原田君と山下君のやりたい研究テーマの発表を行いました。原田君は光センシング、山下君は車載ネットワークについての研究を行いたいとのことでした。

B4のやりたい研究テーマの発表も終わって、院試もだんだんと近づいてきたので院試勉強もぼちぼち始めていきたいと思います!

(文責 澤田)

2024年度 第5回ゼミ

5/13に第5回ゼミを行い,論文発表,進捗報告,B4のやりたいこと発表を行いました!

初めに安藤先輩から「Recent Advances in Time-Sensitive Network Configuration Management: ALiterature Review」という論文の紹介がありました.TSN(Time-Sensitive Network)というリアルタイム性に優れた仕組みの説明が主な内容で,メリット・デメリットや研究に使えそうな内容がどれかについて質問などをして理解を深めました.

次に市川先輩から研究の進捗発表がありました.MPLSという,IPアドレスでなくラベルを使うことで低負荷・高速な通信ができる仕組みについての説明が主であり,それをどう研究で使うネットワークに活用していくかなどについての発表もありました.

最後に,B4の僕と澤田くんが今後やりたい研究テーマの発表を行いました.僕は主に光ファイバを用いた高速通信について,澤田くんはテラヘルツ技術などを用いた低遅延ネットワークについての研究を行いたいとのことでした.

今までは基礎知識の勉強が主でしたが,今後は教授とも相談しながら徐々に研究テーマをどうするか決めていく時期に差し掛かるため,将来の自分のキャリアなども考えながら後悔のないようにじっくりテーマを決めていきたいです!

追伸:写真撮影は雨天のため次回ゼミに延期です…

(文責 河合)

2024年度 第4回ゼミ

5/1に第4回のゼミを行いました!今回の内容は本・論文発表と研究進捗発表です。

最初に澤田から「光ファイバ通信のしくみがわかる本」の紹介をしました。この本は光ファイバ通信技術の基礎を平易に説明されており、内容としては光ファイバの利点や構造、特徴について紹介しました。

次に有地先輩からの研究進捗報告がありました。出力波形がきれいでなかったため、波形をきれいにするための対策案が提示されていました。

今回時間がなかったため省略しましたが、安藤先輩の論文紹介も予定していました。概要のみになりますが、Time Sensitive-Networkの構成管理についての論文でした。

今回のゼミ内容は以上です!次回のゼミでは興味のある研究についての発表があるのでいろいろ調べていきたいと思います!

(文責 澤田)

2024年度 第3回ゼミ

4/22に今年度3回目のゼミを行いました!2回目までは研究室内での役割分担決めや先輩方の研究進捗発表などが中心でしたが,今回から僕たちB4も本や論文の紹介に参加しました.

最初に僕から「図解でわかる 最新光ネットワーク技術のすべて」(情報通信研究機構 超高速フォトニックネットワークグループ著,2005年)の紹介を行いました.この本を選んだ理由は最初に光通信全体の概略をつかもうと思ったためであり,内容としては主に光ネットワークの基本構成や伝送方式について発表しました.
本の内容をA4用紙1枚にまとめて発表するのは初めての経験であり,先輩方や教授からいくつか間違いや修正すべき点について指摘を受けました.その中で様々な知識を教えていただくことができ指摘をしていただけることは本当にありがたいことだと感じました.しっかり修正を行い,これから回数を重ねてより良い発表ができるよう精進していきます.

次に市川先輩から「Type of Service in the Internet Protocol Suite」(Philip Almquist著)という論文の発表がありました.ネットワークにおけるTos(Type of service)についての論文で,データの送り方(遅延を最小化したり,スループットを最大化したり等)を指定する仕組みについての解説が主な内容でした.難しい内容でしたが,先輩方は質問などし合って内容理解を深めていました.1年後自分たちもそうなれるよう頑張っていきます.

続いて間宮先輩から研究の進捗報告がありました.目的・目的達成のためやったこと・明らかにしたこと・今後の課題など簡潔にまとめられていてわかりやすい発表でした.今後の参考にしていきたいと思います.

最後に菅野教授から「テラヘルツ・光電波融合」について紹介がありました.研究テーマのいくつかについて,研究背景やめざす目標,研究の内容,現状の課題などについて研究成果なども交えながら発表を受けました.5月にはB4のやりたいこと発表・研究テーマ決めがあるため,少しずつ自分のやりたいことを明確にしていきたいです.

以上が今回のゼミの内容でした!今回は僕は発表する側でしたが,次のゼミでは発表を聞く側として積極的に質問などしていきたいと思います!

(文責 河合)